2018-11-10 【刀剣紹介】鎧裂装 刀剣紹介 刀 鎧裂装 刀の異名です。濃州坂倉関派の正利の作です。尾州岩倉(愛知県岩倉市)城主・織田信安の秘蔵刀です。信安は嗣子・信賢に追われて流浪の身になったが、山内一豊の旧主でした。それで一豊が慶長五年(一六〇〇)、土州高知城主に封じられると、直ちに高知を訪れ、これを一豊に贈りました。 鎧武者を製装がけに斬って落としたほどの業物、というので、二代藩主・忠義のとき、高木筑後守が所望したので、与えたが、筑後守は隠居する時、これを藩主に返還しました。 参考文献:日本刀大百科事典