2018-10-04 【刀剣紹介】鷹の羽青江 刀剣紹介 太刀 青江 鷹の羽青江 上州沼田城主・土岐家蔵の備中青江貞次の太刀です。 刃文は丁子乱れで、逆がかった所もある。中心に、差し表「南無八幡大菩薩(丸に違い鷹の羽の紋)」、裏に「(丸に三の字の紋)貞次摩上 号辰丸」、と大きく切りつける。 丸に三の字の紋は、尾州の三輪家のことでしょう。同家の紋が違い鷹の羽だからです。これを所蔵の土岐家は、尾州の隣の美濃の守護として、長く栄えた豪族です。三輪家の蔵刀を入手する機会は多かったはずです。 参考文献:日本刀大百科事典