2018-09-24 【刀剣紹介】黒田正宗 刀剣紹介 享保名物帳 正宗 短刀 黒田正宗 『享保名物帳』焼失之部所載の短刀です。初め筑前福岡城主・黒田忠之入道宗英所持でした。ただし黒田家の家老所持という異説もあります。忠之がこれを駿河大納言忠長へ贈ると、忠長はさらに将軍家光に献上しました。家康へ献上という説は誤りです。明暦三年(一六五七)の江戸城炎上で焼失しました。 刃長八寸七分(約二六・四センチ)、糸を乱したような出来という。それは地肌のことであろう。中心先が切ってあった。無銘、相州正宗極め。金二百枚の折紙付きだった。 参考文献:日本刀大百科事典