2018-09-10 【刀剣紹介】福島正宗 享保名物帳 刀剣紹介 刀 正宗 福島正宗 『享保名物帳』所載、相州正宗作の刀です。もと本阿弥光徳の弟・光淳所持で、七百貫の折紙付きでした。享保(一七一六)ごろは、代も千貫に上がり、浅野但馬守のもとにありました。ただし、但馬守は誤りで、安芸守吉長でなければなりません。 刃長二尺二寸九分(約六九・四センチ)、大磨り上げ物で、象嵌銘があった。福島正宗という刀号の由来は不明であるが、福島正則の旧蔵だったからであろう。 参考文献:日本刀大百科事典