日本刀の世界 ~日本の様式美~

日本の伝統文化である日本刀の刀工・刀鍛冶、名刀、刀剣書籍など

当麻

【刀剣紹介】松浦国行

松浦国行 駿河御分物として、尾州徳川家へ分与された太刀です。加藤清正が徳川家康に献上したものです。拵え付き、金二十五枚の折紙つきます。国行は来派か当麻派か不明です。 参考文献:日本刀大百科事典

【刀剣紹介】道灌当麻

道灌当麻 太田道灌所持、大和の当麻の作です。越前福井城主・結城秀康が、慶長六年(一六〇一)、岡本道知所蔵の瀬戸茶碗を譲り受けた代わりに、これを与えたもので、秀康から道知あての書状がついています。道知は、岡本正宗や道意正宗を所持した岡本道意の縁…

【刀剣紹介】上部・桑山当麻

上部・桑山当麻 『享保名物帳』所載の短刀です。もと江州大津にあったものを、大和で二万六千三百八十石を領していた桑山伊賀守元晴が求めました。桑山家は嗣子・貞晴が寛永六年(一六二九)早世のため、封地を没収されたので、これも手放さざるを得なかったの…

【刀剣紹介】鉈切り当麻

鉈切り当麻 『享保名物帳』所載、大和の当麻派の作です。伝来については二説あります。 1. 佐野説 下野国佐野城主・佐野家に昔より伝来しました。本阿弥光も佐野修理殿にある、と書いてます。佐野修理殿とは佐野信吉のことです。信吉は大坂城に内通した容疑…

【刀剣紹介】村雲当麻

村雲当麻 『享保名物帳』所載、大和の当麻極めの短力です。もと関白秀次の母の守り刀です。秀次の菩提を弔うため、文禄五年(一五九六)に、瑞竜寺を今の京都市上京区堅門前町に建てました。この付近を村雲というため、俗に村雲御所と呼ばれました。出家して…

【刀剣紹介】大阪当麻

大阪当麻 『享保名物帳』所載の短刀です。織田信長の一族に織田駿河守忠政という武将がいました。のち中川八郎右衛門尉重政と改名したのは中川家の養子になったため、ともいいますが明らかになっていません。江州野州群にあった領地のことで柴田勝家と争い、…