2017-11-08 【刀剣紹介】小玉正宗 享保名物帳 刀剣紹介 正宗 短刀 小玉正宗 『享保名物帳』所載の短刀です。尾張徳川家にあり、慶安(一六四八)年間に千貫の折紙が付きました。その後、同家の分家にあたる美濃高須藩主・松平家に贈られました。以後、同家に伝来し、昭和十年に重要美術品に指定されました。しかし戦後、本刀の所在は不明です。 刃長は八寸三分五厘(約二八・二センチ)で、小板目肌詰まり地沸えのついた地鉄に、彎れ風の大乱れを焼く。中心は無銘。 参考文献:日本刀大百科事典