【お勧め刀剣書籍】御剣
本日のお勧め刀剣書籍
会社には自転車で通っているのですが、そのことを友人に話すと笑われたことがあります。自転車に乗っているイメージないようで、そんなことない、と突っ込んでおきました。しかし、この時期になると身体が冷えてしまいます。そんな日には、おでんが食べたくなります。手軽なのでコンビニおでんをよく食べるのですが、私はファミマのおでんを好んで食べます。というのも具材はもちろん美味しいのですが薬味の味噌が好みでして、お酒によく合うのです。一度試してみてください。
さて、今回紹介するお勧め刀剣書籍は『御剣』です。
御剣
本書籍は皇室にかかわりの深い刀剣や拵えが掲載されています。刀剣の歴史は古く『古事記』や『日本書紀』には三種の神器の一つとして「剣」があり、神聖なものとして皇室の長い歴史と共にしていきました。武家政権に移り変わっても武家礼法として伝承されていきました。
掲載されている刀剣、拵え全てが宮内庁が管理しているもので中には正倉院に所蔵されている刀剣も掲載されています。また、白黒ではありますが「直刀 無銘(号 水龍剣)」や「太刀 無銘(号 小烏丸)」など、滅多にお目にかかれない刀剣もあり、皇室と刀剣が、武家以上の繋がりがあったことを示しています。
皇室ゆかりの……
その他にも、皇室ゆかりの刀剣についての説明や、文化的背景から見た刀剣の役割についての論文も掲載され、刀剣の長い歴史を知るにあたり興味深い内容になっています。また、掲載されている五十振りの刀剣全ての背景などを事細かに説明され、その奥深さを知ることができます。
皇室にゆかりのある刀剣は歴史的に価値が高く、その存在は奇跡に近いものがあります。しかし、幾度も皇居炎上で焼失しているものも多くあります。それでも特に正倉院に現存している刀剣は別格です。
以上が『御剣』の紹介になります。ちょうど十月二十八日から十一月十三日まで奈良国立博物館にて「正倉院展」が開催されます。この機会に一度訪れてみてください。