2018-10-27 【刀剣紹介】松倉江 刀剣紹介 刀 太刀 郷義弘 松倉江 越中国松倉住郷義弘作の刀の異名、と見られる場合もあるが、本来は松倉住人郷ノ義弘という意味です。江と郷とを通じ用いります。松倉郷と書けば、越中国新川郡の地名のようであるが、松倉という郷はありませんでした。織田信長は永禄三年(一五六〇)、桶狭間の戦で今川義元の左文字の太刀と、「松倉郷」の刀を分捕りました。鍋島勝茂が関ヶ原の戦捷を祝して、徳川家康に献上したのは、「松倉郷号小胸切ノ太刀」でした。 参考文献:日本刀大百科事典