2018-10-20 【刀剣紹介】吉田山城来国光 刀剣紹介 来 脇差 吉田山城来国光 駿河御分物として尾州徳川家へ分与された脇差です。拵え付きで、金二十五両の折紙つきます。古田山城とは、茶人で、一万石の領主だった吉田織部正の子で、名は重嗣です。織部正が豊臣秀頼に内通していたとして、元和元年(一六一五)六月十一日、父とともに自尽せしめられ、資財も没収されました。この脇差も、そのときの没収品でしょう。そのほかに、駿河御分物のなかに、信国の脇差がありました。これは山城守の献上、となっています。 参考文献:日本刀大百科事典