2018-10-16 【刀剣紹介】八幡の利剣 刀剣紹介 刀 八幡の利剣 長曽我部元親の陣刀です。真盛の作というが、真守の誤記でしょう。天正三年(一五七五)の春、元親が前夜見た夢の占いを、八幡宮の左近という神主にさせたところ、今年出陣したら、向こうところ敵なしでござろう、と答えました。喜んだ元親は酒宴をひらき、自らの薙刀を与えました。その返礼に、自分の差料の真盛を贈りました。喜んだ元親は、それを陣刀になおして、八幡の利剣と名付けて佩用しました。 参考文献:日本刀大百科事典