2018-10-15 【刀剣紹介】祢々切り 刀剣紹介 太刀 祢々切り 日光・二荒山神社の蔵刀の異名です。祢々は日光付近の方言で、河童のことです。昔、この刀が自ら抜け出して、祢々を斬った、という伝説のある大太刀です。 刃長七尺一寸(約二一五・一五センチ)余、鵜の首造り。地鉄は板目肌、刃文は小乱れ、無銘。打ち刀拵えで、金具は山金造り。鞘は蛭巻きの上に漆で波状文を描く。重要文化財。毎年四月の弥生祭には、頭のついた雄鹿の皮のうえに、瀬登り・柏の両太刀とともに並べ、神に捧げられる。 参考文献:日本刀大百科事典