2018-10-08 【刀剣紹介】鶴丸虎徹 刀剣紹介 刀 虎徹 鶴丸虎徹 木戸孝允の蔵刀です。江戸の長曽祢虎徹の作です。安政五年(一八五八)、長州藩主・毛利敬親の名代として、薩摩藩主・島津斉彬の病気見舞に行った木戸孝允は、すでに病気の全快していた斉彬の所望により、小太刀の妙技を披露しました。その褒美として拝領したものです。鹿児島の鶴丸城主より拝領したので、刀号を鶴丸と名づけ、その由来を白鞘に書きつけました。 刃長二尺一寸六分(約六五・四センチ)、板目肌に柾まじりの地肌に、五の目乱れを焼く。中心は折り返し銘になり、「長曽祢虎徹入道興里」と、跳ね虎銘になる。 参考文献:日本刀大百科事典