2018-10-02 【刀剣紹介】瀬登丸 刀剣紹介 短刀 瀬登丸 奥州仙台藩主・伊達家蔵の短刀です。 刃長七寸三分(約二二・一センチ)、表に素剣、裏に梵字の彫物。無銘。 伊達家の重臣・秋保家の十四世・弾正真盛が、領地の陸前国名取郡秋保(宮城県)の覗という淵に、この短刀を取り落としました。深淵のためあきらめていたところ、翌日、その淵より三~四町(約三二七~四三六メートル)上の瀬で発見されたので、瀬登り丸と命名されました。子孫の秋保雅楽が伊達家に献上しました。拵えは出し鮫に根笹の目貫をつけ、鞘は黒塗りです。 参考文献:日本刀大百科事典