2018-09-28 【刀剣紹介】地蔵切り孫六 刀 刀剣紹介 地蔵切り孫六 濃州関住兼元の刀の異名です。伊勢亀山藩主・石川家伝来しました。同家の先祖が長久手の戦か、どこかで夜中、敵と見て切り落としたところ、地蔵尊だったことからの命名です。刀袋の下げ札に「地蔵切孫六」と誌してありました。昭和五年ごろ近藤鶴堂所蔵、歩兵大尉・林信行が譲りうけ満洲へ出征、以後不明です。 刃長二尺四寸五分(約七四・二センチ)、表裏に二筋樋をかく。刃文直辺。中心先に「兼元」と二字在銘。 参考文献:日本刀大百科事典