2018-09-20 【刀剣紹介】大行平 享保名物帳 刀剣紹介 行平 大行平 『享保名物帳』焼失之部所載です。ただし、本刀を載せない『名物帳』もあります。もとはおそらく、室町将軍家蔵だったのを、松永久秀が奪ったのでしょう。久秀のもとにある時分、本阿弥光心がとった押形によれば、佩き表に不動明王の梵字、裏に剣巻き竜の彫刻があった。目釘孔は二個、中心尻は一文字、銘は「豊後国行平作」と六字銘。刀長が二尺七寸七分(約八三・九センチ)もあったので、「大行平」とよばれた。代付けはなかった。 参考文献:日本刀大百科事典