2018-09-18 【刀剣紹介】朝霧正宗 刀剣紹介 正宗 朝霧正宗 『首斬り浅右衛門刀剣押形』所載です。「正宗」と金象嵌があり、「朝霧」と切り付け銘があります。 刃長二尺三寸一分(約七〇・三センチ)。江戸赤坂の坂口嘉七が、山田浅右衛門方へ持参したもの。『万葉集』に、「朝霧の乱るる心 言に出でて言はば忌忌しみ」とあって、朝霧は「乱れる」の枕詞になっている。この刀が乱れ刃だったので、朝霧と命名したのであろう。 参考文献:日本刀大百科事典