2018-09-11 【刀剣紹介】松浦安吉 享保名物帳 刀剣紹介 脇差 安吉 松浦安吉 『享保名物帳』所載、筑前の左安吉作の脇差です。もと肥前平戸城主・松浦肥前守所持でした。慶安二年(一六四九)、松浦家から本阿弥家に来たので、金六十枚の折紙を出しました。その後、加賀の前田利常が購入、本阿弥家に出すと、枚数が百三十枚に上がりました。本阿弥長根が文化九年(一八一二)三月、お手入れしました。その後の消息不明です。作風も刃長一尺一寸七分(約三五・四センチ)、というほかは不明です。 参考文献:日本刀大百科事典