2018-09-11 【刀剣紹介】北荘貞宗 刀剣紹介 享保名物帳 脇差 貞宗 北荘貞宗 『享保名物帳』所載の脇差です。相州貞宗の作、ただし無銘です。越前北庄から出たので、北荘貞宗と呼ばれました。享保(一七一六)のころは、奥州仙台藩主の伊達家にありました。しかし文化十四年(一八一七)調べの『伊達家御腰物本帳』に見当たりません。それ以前に、おそらく将軍家へ献上したのでしょう。 刃長一尺(約三〇・三センチ)、表裏にゴマ箸と爪の彫刻があり、三千貫の折紙がついていた。 参考文献:日本刀大百科事典