光忠
福島光忠 『享保名物帳』所載、備前長船光忠作の太刀です。もと福島正則の佩刀です。正則の四男・正利が寛永元年(一六二四)七月十三日、父の遺物として将軍に献上した「大光忠」とは、本刀のことでしょう。『享保名物帳』編集のころ、常州茨城郡宍戸(茨城県…
実休光忠 『享保名物帳』燒失之部所載、三好之康入道実休所持、備前光忠の太刀です。もと江州甲賀郡三雲城主・三雲对馬守定持所持でした。のち愛刀家の三好義賢入道実休が入手、同家では三雲光忠と呼んでいました。実休が永禄三年(一五六〇)三月五日、泉州南…
福島光忠 『享保名物帳』所載、備前長船光忠作の太刀です。もと福島正則の佩刀でした。正則の四男・正利が寛永元年(一六二四)七月十三日、父の遺物として将軍に献上した「大光忠」とは、本刀のことでしょう。『享保名物帳』編集のころ、常州茨城郡宍戸(茨…
日本の美、日本刀 まだ腰に刀を差していた時代、日本刀は自分の身を守るためだけではなく拵えの装いや粋な刀装具を周囲に見せ、その刀を差す武士の品格を表していました。また、現代のように自身を彩るものは多くなく、腰に差す刀剣でその人のお洒落さをも表…