日本刀の世界 ~日本の様式美~

日本の伝統文化である日本刀の刀工・刀鍛冶、名刀、刀剣書籍など

2018-11-24から1日間の記事一覧

【偉人の刀剣】宮本武蔵の刀

宮本武蔵の刀 天流の祖・宮本武蔵所持の刀です。武蔵が正保二年(一六四五)五月十九日病没すると、二天流二世を継いだ寺尾信行は、武蔵差料の大小を、武蔵の養子で、豊前小倉藩の重臣・宮本伊織に送ったところ、小刀だけを留めおき、大刀は信行に返してきまし…

【偉人の刀剣】三島由紀夫の刀

三島由紀夫の刀 昭和四十五年十一月二十五日、東京の市谷自衛隊に突入したとき所持し、かつ介錯に使われた日本刀です。 刃長二尺三寸五厘(約六九・八センチ)、軟らかい地鉄で、三本杉に近い五の目乱れの刃文。無銘で、古い小札では、「後代兼元」という鑑定…

【偉人の刀剣】松平外記の刀

松平外記の刀 江戸城の西丸御納戸役、三百俵取りの松平忠順の枠で、西丸御書院番の松平外記忠寛が、文政六年(一八二三)四月二十二日の夜、同僚に刃傷に及んだ時の刀です。当時の書院番には素行不良のものが多く、下僚に対して嗜虐的行為、つまりいじめが度を…

【偉人の刀剣】真柄父子の太刀

真柄父子の太刀 北国一の豪傑、朝倉義景の臣・真柄十郎左衛門と、その子・十郎三郎所持の大太刀です。父子とも元亀元年(一五七〇)六月二十八日、姉川の合戦において、徳川方に討たれました。十郎左衛門の太刀は五尺三寸(約一六〇・六センチ)、十郎三郎の太刀…