日本刀の世界 ~日本の様式美~

日本の伝統文化である日本刀の刀工・刀鍛冶、名刀、刀剣書籍など

2018-11-20から1日間の記事一覧

【刀剣紹介】白鳥の槍

白鳥の槍 下野国宇都宮(栃木県)の城主・奥平千福、のちの忠昌が八歳の少年ながら、徳川家康の外孫であるため、元和二年(一六一六)三月、家康の病気見舞に行った時、拝領した白鳥毛鞘の槍です。同家では代々持槍にしました。穂は三寸(約九センチ)の短槍で、三…

【刀剣紹介】八文字長義

八文字長義 秋田城主・佐竹家伝来です。備前長船住長義極め無銘の刀です。 刃長二尺五寸九分一厘(約七八・五センチ)。表裏に棒樋をかき流し、大彎れに乱れまじりの刃文。 もと奥州岩城(福島県いわき市)の城主・岩城家旧蔵です。佐竹義重の母は岩城重隆の女で…

【刀剣紹介】半月丸

半月丸 尼子家の忠臣山中鹿之助の佩刀と伝えられる三条宗近在銘、二尺二寸八分(約六九・一センチ)の太刀の異名です。少し乱れた直刃に、半月形の打ち除けがあるための命名です。 参考文献:日本刀大百科事典

【刀剣紹介】貼付け銘国宗

貼付け銘国宗 「国宗」と二字在銘です。刃長二尺四寸二厘(約七二・八センチ)、旧国宝、現重文です。東京在住の故M刀匠が、私が作った偽物で、国宝になった二本のうちの一本、と生前告白していたものです。これは銘のある側の中心の大部分を剥ぎ取り、他の健…