2018-11-17から1日間の記事一覧
童丸 源氏嫡流代々相伝の三剣の一です。髭切・友切りと童丸は、源氏が三代で絶えると、頼朝の妻・政子はこれら三剣を、足利義氏に譲りました。義氏はこれを三河国西尾(愛知県西尾市)の城の本丸に祀り、国を乱し万民を悩まし、不忠の働きする者は、これに触れ…
延慶光包 表「光包」、裏「延慶二年二月日」と在銘、刃長九寸七分四厘(約二九・五センチ)、旧国宝、現重文です。天明六年(一七八六)拓の押形、『首斬り浅右衛門刀剣押形』『新刀古刀大鑑』などに所載されてます。ただし、『角野押形』所載の同年作の銘と相違…
桶丸写し 播州(兵庫県)赤松家重宝・桶丸の模作です。筑後(福岡県)久留米城主・有馬家は、赤松則村の子孫といい、粟田口国綱作の桶丸が伝来していました。 差し表に「元禄三庚午八月吉日 平安城助房」、裏に「桶丸行平作 於武江写之」と在銘、差し表に幡鉾と…
鹿沼来 秋田城主・佐竹家伝来、京の来派の作です。ただし、個名は不明です。天正十八年(一五九〇)の小田原落城の際、鹿沼城(栃木県)の留守を守っていた鹿沼太郎は寄手の佐竹義重に降伏、この刀を贈ったものらしいです。鹿沼太郎は大力の勇士だったので上杉家…