日本刀の世界 ~日本の様式美~

日本の伝統文化である日本刀の刀工・刀鍛冶、名刀、刀剣書籍など

2018-11-14から1日間の記事一覧

【刀剣紹介】瑠璃柄剣

瑠璃柄剣 瑠璃を柄に嵌め込んだ太刀です。瑠理柄剣とも、大臣級の高官の飾太刀に見られるもので、騎馬のときは佩かないことになっていました。損傷するのを恐れたからです。 参考文献:日本刀大百科事典

【刀剣紹介】るの青江

るの青江 紀州藩主・徳川光貞の弟・豊後守頼路が、貞享二年(一六八五)、無卦に入った時、厄払いとして光貞より贈られた、備中青江の太刀の異名です。無卦とは陰陽道において、それより五年間は凶事が多いという不吉の年のことです。 参考文献:日本刀大百科…

【刀剣紹介】令剣盛光

令剣盛光 備前長船盛光作、播州(兵庫県)の赤松家の打ち太刀の号です。 刃長三尺四分(約九二・一センチ)、鎺より二寸二~三分(約六・七~七・三センチ)上に、表裏とも梵字を彫り、それより上には樋をかく。うぶ中心で、「盛光」と二字銘。 参考文献:日本刀大…

【刀剣紹介】露弾丸

露弾丸 堀井胤明作の両刀の短刀の異名です。明治三十八年五月、日本海海戦のさい、軍艦日進の主砲塔に命中した敵弾の破片をもって、同艦に乗っていた麓々園氏が、同四十五年五月、胤明に打たせたものです。差し表に「揚武」の二字を彫ります。 参考文献:日…

【刀剣紹介】若狭貞宗

若狭貞宗 江戸初期、薩摩の島津家にあった相州貞宗作、一尺(約三〇・三センチ)ばかりの脇差です。由来は不明であるが、慶長十五年(一六一〇)八月、島津家久が琉球王・尚寧を伴い、徳川家康に謁したとき、相州貞宗の大小を与えています。おそらくその小刀のほ…