日本刀の世界 ~日本の様式美~

日本の伝統文化である日本刀の刀工・刀鍛冶、名刀、刀剣書籍など

2018-11-05から1日間の記事一覧

【刀剣紹介】最上正宗

最上正宗 出羽国山形城主・最上義光が、関ヶ原合戦の初め、上杉景勝の軍を防いだ功を賞し、徳川家康が与えた相州正宗の脇差です。 最上家は、義光の孫・義俊の非行により、元和八年(一六一二)、二十四万石からわずか一万石に減封となりました。そのため正宗…

【刀剣紹介】森川江

森川江 郷(江)義弘作の刀の異名です。泉州堺の天王寺屋こと 津田宗及が、天正八年(一五八〇)二月二十二日、織田信長を訪れたさい、それを拝見しました。もと森川某所持といいます。おそらく試し斬りの達人だった森川出羽守重俊の父・金右衛門尉氏役所持でし…

【刀剣紹介】紅葉狩り

紅葉狩り 加藤清正の佩刀、備前長船兼光作、三尺三寸(約一〇〇センチ)の太刀の異名です。朝鮮における虎狩りのさい、それで虎の首を切り落としたといいます。江戸城の石垣用として、肥後から巨石を献上したさ い、清正は三尺三寸の兼光を指し、手に扇をもっ…