2018-11-09 【刀剣紹介】夢切り 刀剣紹介 太刀 夢切り 上杉謙信が永禄七年(一五六四)、常陸の佐竹義重に贈った備前三郎国宗の太刀です。義重が大田城の櫓で昼寝中、夢で蛇に呑まれようとするのを、この太刀で追い払いました。覚めてみると太刀が鞘からぬけ出し、戸に立てかかっていたので、異名を「抜け戸夢切り」と名付けました。のち子の義宣が二尺三寸(六九・七センチ)余に磨り上げました。「典厩割り国宗」と 同物とするのは明治になってからの推論です。 参考文献:日本刀大百科事典