2018-11-09 【刀剣紹介】遊佐大郷 刀剣紹介 太刀 郷義弘 遊佐大郷 越中郷義弘作の太刀です。刃長二尺九寸一分(約八八・二センチ)、のち磨り上げても、二尺四寸五分(約七四・二センチ)あったので、大郷と呼ばれました。この遊佐氏は畠山家の重臣・遊佐河内守長教のことでしょう。同家重代には、河内有成の太刀もありました。長教は河内国高屋(大阪府羽曳野市古市)の城主で、武名が高かったが、子の信教が天正二年(一五七四)五月、織田信長に攻められ、自刃したため、この大郷も行方不明となりました。 参考文献:日本刀大百科事典