2018-11-06 【刀剣紹介】八重畳 刀剣紹介 八重畳 細川幽斎の差料です。「薩州住清左 大永三年八月日」と在銘です。田の畦にネコブキ、つまり藁で編んだ莚を八枚重ねて敷いた上に死体をのせ、米田是政に胴を試させたところ、庄まで切り通ったことからの命名です。三斎はこれを四男・立孝に与えました。同家から立孝の妹の孫にあたる、豊後臼杵城主・稲葉信通の弟、通広に贈っていました。同家からさらに甥にあたる本家の景通に渡りました。その後の消息は不明です。 参考文献:日本刀大百科事典