2018-11-03 【刀剣紹介】村雨 刀剣紹介 刀 村雨 刀の号です。日置流弓術の秘伝・村雨が、葉末においた朝露に、村雨がさっと降りかかると、露がころりと落ちる、あるいは村雨の風で、草木がばっと分かれる説明されているように、この刀で斬れば、首がころりと落ちる、あるいは体がばっと二つに分かれる、という意味で、切れ味を讃えた刀の号につかわれます。 大坂城代・青山因幡守宗俊が、二代津田越前守助広に造らせた太刀に、佩き表「村雨 津田越前守助広」、裏「延宝六年二月日」、とあるのは、切れ味を讃えての異名でしょう。 参考文献:日本刀大百科事典