2018-10-27 【刀剣紹介】末期行光 刀剣紹介 短刀 行光 末期行光 織田信忠が天正十年(一五八二)六月二日、二条城で討死する前、わずか三歳の長子・三法師丸(秀勝)を、前田玄以に託して、岐阜へのがす時、信忠が三法師丸へ与えた、という短刀です。無銘の加州行光の作です。 平造りで、差し表に櫃内の剣巻き竜、裏に腰樋の中の素剣の彫物がある。刃文は直刃仕立ての浅い五の目乱れ。 参考文献:日本刀大百科事典