【刀剣紹介】猫丸

猫丸

刀の異名です。抜身で立てかけてあったのに、鼠を追ってきた猫が衝突、真っ二つになったための命名といいます。作者については、菅原道真の作とする説が多いが、河内有成説・河内有氏説・千手院道明説などもあります。しかし、この太刀は幕末まで京都の北野神社の別当・松梅院に伝来し、道真所持となっていました。したがって道真作は道真所持の誤伝と見るべきです。

参考文献：日本刀大百科事典