日本刀の世界 ~日本の様式美~

日本の伝統文化である日本刀の刀工・刀鍛冶、名刀、刀剣書籍など

【刀剣紹介】にっかり長光

にっかり長光

刀の異名です。備前岡山城主・宇喜多秀家足軽が、夜道を歩いていると、火炎を背におった仏様が、にっこり笑いながら近づいてきました。化物と直感した足軽は、備前長光の一刀を抜いて、切りつけました。翌日そこに行ってみると、路傍の石不動尊の頭が、斜めに切り落とされていました。その話をきいて、豊臣秀吉が召しあげ、にっかり長光命名したといいます。

参考文献:日本刀大百科事典