2018-09-25 【刀剣紹介】降伏兼光 刀剣紹介 脇差 兼光 降伏兼光 美濃国郡上の豪族・東常縁家重代の脇差です。かつては刀剣の大家・木本宗剛が秘蔵、永正(一五〇四)ごろは、美濃の部将・斎藤基泰所持でした。 刃長一尺二分(約三〇・九センチ)、差し裏に、降り竜が玉を呑む彫物があった。銘は差し表に「備州長船兼光」、裏に「延文三年三月日」とあった。ここにいう降伏は仏教語 で、正しくはゴウブクとよみ、悪魔を降伏させる意味であろう。 参考文献:日本刀大百科事典