2017-11-16 【刀剣紹介】紅葉山信国 享保名物帳 刀剣紹介 脇差 信国 紅葉山信国 『享保名物帳』所載、京の信国作の脇差です。もと江戸城の紅葉山にあった宝蔵所蔵のものを、寛文六年(一六六六)十月八日、将軍御用に移管したものです。 刃長は一尺〇五分(約三一・八センチ) 、または一尺一寸五分五厘(約三五・〇センチ) というが、後説が正しい。『継平押形』に「紅葉山信国」として、太刀の図を掲げているが、それは全く別物である。『享保名物帳』の信国には、七百貫の折紙が付いていた。昭和十四年一月二十四日、刀劍商・日野雄太郎に売却。 参考文献:日本刀大百科事典