日本刀の世界 ~日本の様式美~

日本の伝統文化である日本刀の刀工・刀鍛冶、名刀、刀剣書籍など

2018-11-22から1日間の記事一覧

【刀剣紹介】夢切り国宗

夢切り国宗 上杉謙信が永禄三年(一五六〇)上洛、さらに足を延ばして高野山にいく途中、若江(東大阪市)城主・三好氏が、池田丹後守・多羅尾常陸介・野間左吉らをして、謙信を襲わせました。武勇の謙信は備前三郎国宗、三尺一寸(約九三・九三センチ)の大刀を揮…

【刀剣紹介】Faure 正吉

Faure 正吉 東京の森岡正吉作、刃長二尺五寸八厘(約七六・〇センチ)の太刀に、表「大正八年三月吉日」、裏「大日本帝国陸軍大臣田中義一贈」と在銘です。これは大正八年、日本陸軍が飛行技術習得のため、フランスより招聘した飛行将校団長フォール大佐への贈…

【刀剣紹介】盲腸来国次

盲腸来国次 「来国次」と在銘の短刀です。もと一尺(約三〇・三センチ)以上ありました。それでは脇差の部に入り値段が安いです。一尺以下ならば短刀の部に入り値段も高くなるので、東京在住の故M刀匠に依頼、中心の靴の下を二寸(約六・〇六センチ)ほど切除し…

【刀剣紹介】八幡左文字

八幡左文字 豊前中津(大分県)の城主・奥平家伝来の左文字極めの無銘刀です。 刃長二尺三寸五分(約七一・二センチ)、表裏に棒樋をかく。鞘には葵紋蒔絵がある。徳川将軍より拝領の時期は不明。刀号は山城国八幡山、つまり八幡宮のある男山の麓での作というが…

【刀剣紹介】雷切丸

雷切丸 立花道雪がまだ生地・豊後国大野郡藤北(大分県大野郡千歳町)にいたある夏、大木の下に席をつくり、昼寝しているところに落雷、足をやられました。差料の千鳥も焼け身になったが、雷を切ったとして以後雷切丸と改名しました。二尺(約六〇・六センチ)足…