日本刀の世界 ~日本の様式美~

日本の伝統文化である日本刀の刀工・刀鍛冶、名刀、刀剣書籍など

2018-11-13から1日間の記事一覧

【刀剣紹介】竜太刀

竜太刀 遣明船で輸出された太刀のうち、最上のものです。応仁二年(一四六八)の時は二振りで、刀身は信国の作で、原価は一振り三貫文、柄や鞘は藤左衛門の作でした。藤左衛門は「摂津守方 中間」、とあるから、細川勝元お抱えの鞘師だったことになります。鞘…

【刀剣紹介】竜丸

竜丸 髭切・友切とともに、源氏相伝の宝刀です。竜の目貫がついていることからの名称です。源実朝が承久元年(一二一九)殺され、源氏の嫡流が絶えたので、尼将軍・政子は竜丸を、源氏の分流である吉良義氏に与えました。義氏はのち三河国西尾(愛知県西尾市)に…

【刀剣紹介】竜谷剣

竜谷剣 親鸞所持と伝承の短刀です。 刃長四寸九分(約一四・八センチ)、無銘。武州豊島郡下駒込(東京都豊島区駒込)の官七家に伝来。そのほか京都の大本山・仏光寺に親鸞の太刀と称するものが伝来。享保十一年(一七二六)、展示したことがある。 参考文献:日本…

【刀剣紹介】竜造寺国次

竜造寺国次 肥前佐賀城主・竜造寺隆信の佩刀です。相州国次の作です。天正十二年(一五八四)三月十八日、薩州島津の家臣・川上忠堅が槍で隆信を突き倒すと、従卒が駆けよって首を切り落としました。その功によって、隆信の甲冑と太刀は忠堅に与えられ、子孫の…